OXY+fishery納品【カンパチの淡水薬浴】

2023/08/11

農業WEEKでは、地元九州から遠くは東北までたくさんの方々にご来場いただき、
本当にありがとうございました。
弊社として初めての出展ではありましたが、会社や製品を知っていただくとてもいい機会となり、
おかげさまで出展後からお問合せなども多くいただいております。

連日暑い日が続いておりますが、今月初めに
高知県須崎市のN様に水産用酸素供給装置「OXY+fishery」を納品いたしました。
今回はカンパチの淡水薬浴の酸素供給として導入いただきました。
納品時に実施した薬浴では、へい死もなく、ハダムシも駆除できており、
より効果的な薬浴ができたと喜んでいただけました。

今回は海水温上昇による酸欠で魚が大量死したニュースをきっかけにお問合せいただきました。
このニュースに限らず、この異常な暑さによって様々なところで被害が出ています。
熊本県や長崎県では、赤潮による酸欠で養殖するカンパチやアジ、フグなどが大量に死ぬ被害が連日のように発生しています。
今後気温、水温ともに上昇が続けば、夏場の薬浴にとどまらず養殖そのものも難しくなるかもしれません。

とくに夏場に行う薬浴は、海水温が高くなり酸欠になりやすく、へい死が増えやすくなります。
溶存酸素濃度が低いため、十分な薬浴時間が行えず、ハダムシの駆除も不十分になるなど
効果的な薬浴を行うには薬浴に適した酸素供給が必須となります。

弊社の「OXY+fishery」は、酸素を供給することはもちろんですが、
"沈む泡”として酸素を供給するためプール全体まで酸素が届き、
薬浴の最後まで溶存酸素濃度をしっかり保ち続けます。
今回の導入先では、夏場でも通常の薬浴時間より長い時間、薬浴を実施することができました。
薬浴中、薬浴後のへい死も一切なく、大変喜ばれていました。
へい死が無くなれば生産ロスがなくなります。
「OXY+fishery」で供給する酸素はガス病などの心配なく、魚が取り込みやすいかたちで酸素を供給します。

また、ハダムシがついているとカンパチがかゆそうに体をこすりつけるそうですが、
今回の薬浴ではその様子もなく、ハダムシもしっかり駆除できていたそうです。
「OXY+fishery」は酸素溶解効率も高いため、酸素ガス消費量が少なく、コストを抑えた効果的な薬浴を実施できます。